【日本株】2024年・秋の「おすすめ高配当株」を紹介!利回り3.9%で自社株買いにも積極的な「住友商事」と、PBR0.6倍台ながら利回り3.6%の「アイシン」に注目!
【おすすめ高配当株】利回り3.94%で自社株買いにも積極的な「住友商事」利回り3.6%で9月末に株式分割を予定している「アイシン」に注目! 【図版】注目の高配当株は? ●アナリストが「買い」の最高評価をつけたのは、 低PBR株の「アイシン」と商社の中でも高利回りの「住友商事」! 保有しているだけで高い配当金がもらえるのが「高配当株」の魅力。できれば長く保有して配当をもらい続けたいが、そのためには業績の安定している企業を選ぶのが鉄則だ。 そこで、今回は業績が良好で、配当利回りが3%台後半以上の「高配当株」2銘柄を紹介していこう(※配当利回りなどの数字は、2024年9月4日時点。投資判断は今後3カ月に関するもので「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階。投資判断や分析コメントはアナリストなど17名から構成された「ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チーム」が担当)。 一つ目の銘柄は、配当利回り3.69%のアイシン(7259)だ。 アイシンはトヨタ系列の自動車部品大手。第1四半期は前年同期比で減収減益だが、おおむね計画通り。売上の7割弱を占めるトヨタ向けは、認証不正による減産の影響を円安が打ち消して微増。今後の生産回復により、第1四半期を底に業績は上向くだろう。 7月末にはBMWとの間でe-axle(電気自動車の一体型動力装置)の受託生産での協業を発表。新製品の投入による収益性向上や固定費の削減など、構造改革の効果も出始めている。PBRは0.6倍台、配当利回りは3%台後半で絶好の投資チャンスだ。なお、9月末に1株⇒3株の株式分割も予定する。 続いて紹介するのは、配当利回りが3.94%の住友商事(8053)だ。 大手商社の住友商事の業績は、第1四半期は前年同期比で当期利益が2%減。ただ、前年は米国のタイヤ販売事業での売却益があったため、これを除けば実質14%の増益だ。国内の不動産、自動車流通販売などが堅調。通期では当期利益37%増の計画で、同業他社に比べて増益率が高い。 中期経営計画ではROE12%を目標とする。株主還元も強化中で、今期から総還元性向(当期利益に対する総還元額の割合。総還元額は配当総額と自社株買い総額の合計)40%以上、機動的な自社株買いの方針。商社株の中でも配当利回りは高水準。押し目買いを積極的に狙いたい。
ザイ編集部
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