1ドル=156円台に円安進行、4か月ぶり水準…トリプル・レッドで米金利上昇の観測
14日の東京外国為替市場で、円相場は一時、1ドル=156円台に下落し、約4か月ぶりの円安・ドル高水準となった。米国でインフレ(物価上昇)が再燃し、米金利が上昇して日米金利差が拡大するとの思惑から、運用面で魅力の高まるドルを買い、円を売る動きが優勢となっている。 【チャート】1か月間の円ドルの動き
米国では、共和党が大統領職に加えて上下両院でも過半数を握る「トリプル・レッド」が確実になったと報じられた。トランプ次期大統領が積極的な財政政策を実行しやすくなり、インフレや米国の財政悪化が進んで米金利が上昇するとの見方が広がった。