相次ぐスキャンダル…今度は“ぐりぐりキスおじさん”の映像が流出
元選手たちが“暗黒ぶり”を告発
“ぐりぐりキスおじさん”は選手へのセクシャルハラスメントという点でも連盟の伝統から外れていない。 「こいつに必要なのはお尻の穴に唐辛子を入れること」「(尻を触った後に)雄鶏が雌鶏をどうやってはらませるか知っているか?」「お前には立派なオスが必要だ」などの暴言を浴びせられた、という証言が出ている。合宿所では就寝時にドアを閉めることが禁止で、監督は自由に出入りできた、という不思議なルールもあった。 最後の辞任劇もどこかで聞いたことのあるお馴染みのストーリーだった。女子W杯惨敗後に選手たちが解任を会長に直訴→会長はこれを拒否→選手たちが招集拒否を宣言し全面対決の姿勢を示す→メディアの圧力に屈し会長が泣いて馬謖(ばしょく)を斬る……。 あの失われた27年間がいかに暗黒時代だったか、元選手たちが口を開き始め、書籍が出版されドキュメンタリーが作られた。明らかになったのは、何十年前から今に至る連盟の本当に恥ずかしい伝統である。