「8000人の会場になると小さいなって思う自分がいる」世界で戦い王者にもなった女子レスラーが感じた苦悩!日本でもう一度挑戦するその意味とは
かつて8歳でデビューした里歩の“小学生レスラー”、ひきこもりからデビューした真琴の“無気力ファイター”など、世間から注目されるキャッチコピーでさくらは選手のキャラクターを売り出してきた。 そのさくらが8月31日に後楽園ホール大会を8年ぶりに開催する。それは今の日本市場に改めて我闘雲舞やチョコプロを知らしめることになる。 「小さい団体が大きくなって世界をめざします、世界を見てきました、チャンピオンを目指してチャンピオンになった先に何があるのかなっていうのを一巡して見た後に考えると、日常があるだけだった。アメリカで活躍すれば日本での知名度が下がるし、日本で活躍すればアメリカの人は遠い世界の人だなって思うし、日本語でSNS書けば英語の人は離れていくし英語で書けば日本の人が離れていくし、どこに行っても別に一緒。でも今の日本では後楽園ホールでやるって大きいことだったんだなっていうのを思い出したんです。雑誌に一コマ写真が載って、家族が喜んだりとか、取材をしてもらってすごく嬉しかったみたいな日々の積み重ねを、ハレの場として所属選手に体験して欲しい。そういう場っていうのがないとダメだと思い直しました。この団体でいろんな経験をしてほしい」
駿河メイの我闘雲舞時代を多くの人に見て欲しい。それが日本の女子プロレス界のためにもなる。その最高の駿河メイを最高に引き出せるのは師匠であるさくらえみであるのは間違いない。 そうして8・31のメインイベントは、さくらえみの持つスーパーアジアのベルトに駿河メイが挑戦することになった。 「後悔すると思います。どんな結果でも。だから一分一秒を楽しみたいです。楽しむための準備をしています。一人でも多くのお客さんにご来場いただけるように、お届けできるように。ガトムでプロレスラーになりたいと一人にでも思ってもらいたい。後楽園が終わればまたアメリカに戻るのですが、そこではまた目標があります。AEWのベルトを取りたいし、ウェンブリースタジアムで試合をしたい。私にも勝たなくてはいけない理由があります。For The Future 未来のために」 毎週市ヶ谷のマットプロレスがあり、月一回程度リングの大会も行い、世界に羽ばたいていった団体が8年ぶりに後楽園ホールで興行を行う。 ビッグマッチと言えば東京ドームであり、さいたまスーパーアリーナであり、両国国技館であり、日本武道館であるかもしれないが、歴史や知名度のある会場の中で1番日常に近い会場は聖地・後楽園ホールだろう。 日本の女子プロレス界に一つの接点として交わる事で、我闘雲舞とチョコプロが新たな一歩を踏み出す。 「はじめましてを沢山聞きたい」というさくらえみがつくる、社会と共に変わっていく新しいプロレスを是非その目で確かめて欲しい。 我闘雲舞『For the Future』 日程:2024年8月31日(土) 開始:11:30 会場:後楽園ホール ▼スーパーアジア選手権 30分1本勝負 【王者】さくらえみ vs 【挑戦者】駿河メイ ※第5代王者は3度目の防衛戦 ▼アジアドリームタッグ選手権 30分1本勝負 【王者/ふたりは #ウサポポ MaxHeart♡】SAKI(COLOR'S)/瑞希(東京女子) vs 【挑戦者/Popcorn Carnival】帯広さやか/小石川チエ ※第14代王者組の初防衛戦 ▼シングルマッチ 30分1本勝負 バリヤン・アッキ vs 石川修司(フリー) ▼タッグマッチ 30分1本勝負 [CDK]クリス・ブルックス(DDT)/高梨将弘(DDT) vs [相方タッグ]日高郁人(ショーンキャプチャー)/藤田ミノル(フリー) ▼6人タッグマッチ 15分1本勝負 桐原季子/沙也加/四ツ葉ミヤ vs 奏衣エリー/山下りな(フリー)/高瀬みゆき(フリー) ▼6人タッグ4wayマッチ 15分1本勝負 [新北京プロレス]趙雲子龍(新北京)/真琴姫(新北京)/夏実もち(フリー) vs [チーム・ガトム]鈴木心(フリー)/瀬戸ノノカ/谷綿ヒヨリ vs [チーム・タイ]モノモス(SETUP)/シーバム(SETUP)/サワディー仮面 vs [アジア連合軍]ドクター・ゴア(SPW)/JDL(フリー)/アントーニオ本多(フリー) with UMA ▼広海カホ デビュー戦 15分1本勝負 広海カホ vs 水波綾(フリー)
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