「8000人の会場になると小さいなって思う自分がいる」世界で戦い王者にもなった女子レスラーが感じた苦悩!日本でもう一度挑戦するその意味とは
さくらが手掛けている『我闘雲舞』・『ChocoPro』は、“世界で1番小さいプロレス会場”として市ヶ谷にあるビルの一室を拠点としている。 所属選手も10名以上おり、年齢も10代から40代まで、職歴もプログラマーやデザイナー、栄養士など幅広い。 それはさくらが女性なら誰でも参加できるプロレス教室『誰でも女子プロレス』を主催しており、フィットネス感覚で始めた女性たちが“長所を活かして”プロレスラー活動も行い始めているからだ。 「プロレスラーになると何でもできるんですよ!真っ直ぐに挑戦していくよりもすごく簡単にいろんなことができる。たくさんの道はあるので本人がどこまでそれに乗るか。なのでプロレスラーデビューしたい人たちに最初に聞くのは『いつまでやるの?』って。どこを目指すかで過程がすごく変わるので、一年楽しんであとは辞めますでもいいのかも。今ならメイとプロレスをやったらどこの団体でもプロレスをやっていける、どんな人生も歩んでいけるような考えになれる。メイと1年でも2年でもいいから一緒に何かを作るっていうことを経験してほしいって全ての女の子に対して思ってます」 社会が変わり、仕事一つではなく副業が当たり前になった。女性でも働き、年齢、容姿、人種、言語が全く関係ない世界でさくらは今生きている。 AEWは慰問も多く、本人がYES or NOを選択するだけで学校の講師やフードロスの配布、障害者の方とのボーリングなど社会貢献活動に自動的に参加できる状況になっているという。 「社会に参加できるという事は、プロレスが当たり前に生活にあるということ。それってそこで試合しなくてもプロレスラーであるだけで喜んでもらえる。例えば映画祭に出てコメントすれば、試合をやらなくてもその人がコメントしてくれることで喜んでもらえる。プロレスラーがプロレスをやらなくて誰かに笑顔になってもらえるところまでいきたい。チョコプロはそこを目指していきたいし、私もそういう人を養成することを目指していきたい」 プロレスというジャンルには限界がある。それは日本においてマイナースポーツであるからだ。でも今のチョコプロには海外がある。 「日本で100人のうち10人しかファンになってもらえなくても、他の国でやることによって10人ずつでも知名度が高くなる。ジャンルに囚われていると世の中についていけない。モデルってSNSで誰でもなれる、歌だってWEBにアップすればいいだけ、文章なんか誰でも書いてX(Twitter)で今すぐにでも表現できる。その中にプロレスがあるんです。プロレスをもっと身近にしていきたい。ジャンルを越えられるところに今チョコプロはいるんです。プロレスを使ってもっと多くの人に出会っていきたい」
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