トップクリエイター育成を目指し地方から挑戦!住んでいる地域に縛られない、オンライン映像編集スクールの可能性
ドローンがきっかけで映像の世界に
講師の木村圭吾さんは、宮崎市で生まれ育った。高校卒業後に横浜のデジタル系専門学校に入り、ウェブデザイナーとして就職。当初はインターネット通販の会社など動画とは縁のない世界にいたが、友人がドローンの会社を起業した事をきっかけにドローンでの映像撮影を覚えた。ここで必要になってきたのが、撮影したものを作品にする作業、「編集」だった。 ドローンを入口に様々な編集について独学で学んできた木村さんは、当時急成長していたYouTubeに「漫画動画」を投稿するようになる。そして、木村さんの動画を見た人から「教えてほしい」と請われたことをきっかけに、個人で塾を開いた。「編集」と「スクール」がセットになった瞬間だった。
ふるさとでの起業を決意
コロナ禍でリモート会議が世の中に浸透すると、「編集スクール」はオンラインでも十分に成果を上げられることに気が付く。そしてオンラインであれば、教室はどこにあっても関係ない。いつか宮崎に戻って、ふるさとの発展に貢献したいと考えていた木村さんにとって、それは地元に戻るという大きな決断に至るきっかけになった。 オンライン動画編集スクールを作るにあたって、木村さんは「クリップの基本操作」「トリミング」「エフェクト」「BGM」など、約80目の動画教材を作成した。基礎的な知識がない人に、まずは動画教材で勉強してもらう。動画教材を見るだけでもそれなりに技術を習得できそうだが、木村さんが重視しているのは、あくまでも「マンツーマンの指導」だ。 「マンツーマンの指導」は、受講生の中垣さんがこのスクールを選んだ決め手でもあった。知識ゼロからのスタートだった中垣さんだが、「早く編集技術を習得したい」という熱意は強く、木村さんも驚くスピードで動画教材の視聴を終えた。 受講生 中垣昌也さん: 難しいと思ったらすぐに聞ける。すぐに回答がもらえる。マンツーマンで教えてもらえるのは丁寧で良いと思う。スピード感をもって覚えたい自分にマッチしていたと思う。