【速報】横山大阪市長「ステージがかわってきている」 紅麹めぐる問題で大阪市が対策本部会議を開催 129自治体で約86万個が販売されているサプリの回収・廃棄状況など確認
小林製薬の紅麹原料を含むサプリメントが原因とみられる健康被害が相次いでいる問題で3日、大阪市が対策本部会議を開きました。 初会合には横山英幸大阪市長を本部長として、医師免許を持つ市の健康局の職員や専門家などが集まりました。 会議では小林製薬の紅麹原料を含むサプリメントについて、大阪市が立ち入り調査を依頼していた岐阜県や富山市の工場については問題がなかったことなど、現状で集まっている情報が共有されました。 小林製薬は去年12月まで大阪市内の工場で原料となる紅麹を製造していましたが建物の老朽化などにより閉鎖し、1月からは和歌山県紀の川市の工場で製造を続けていました。一連の健康被害を引き起こした可能性があるとされている「プべルル酸」とみられる成分が見つかった紅麹原料は大阪工場で製造されたもので、先月30日に厚労省と大阪市が現在は閉鎖されている大阪工場に検査に入っています。製造工程などを検査したとみられます。 これまで紅麹サプリを摂取した5人が死亡、114人が入院するなど影響が広がっていますが、因果関係はわかっていません。 市が食品衛生法に基づき回収命令をかけている3商品については、大阪市を含む129自治体で約86万個が販売されていて、それぞれの保健所が製品の所在について確認を進めているということです。 本部長を務める横山大阪市長は「いまなお被害の相談がふえつづけているなかで、ステージがかわってきていると思います」「今後の対応についてしっかり協議していきたい」と話しました。