命を救う力を子どもたちに… セントレアで「あいち子どもメディカルラリー」開催 小学生が心肺蘇生やけがの処置に挑戦
セントレアの第1ターミナルで11月16日、「第3回 あいち子どもメディカルラリー」が開催され、小学3年生から6年生までの子どもたちが、もしもの時の緊急時対応について学びました。 「子どもメディカルラリー」とは、友達がけがをしたときや倒れている人を見つけたときに、子どもたちだけで考えて、助けを呼んだり適切な手当てができるようになってほしいという思いから企画された競技会です。子どもたちは応急処置などの講習を受けた後、模擬患者がいるステーションを回り、制限時間内に的確な処置や対処ができるか挑戦します。 今年は21名の小学生が参加。2~3人でチームを組み、4つのステーションを回りながら、講習で学んだ「心肺蘇生法」「けがの処置」「地震対応」「水消火器の使用」を実践し、得点を競い合いました。
チェコ共和国が発祥といわれている「子どもメディカルラリー」を愛知県で始めたのは、災害派遣チームの派遣隊員として活動する松本倫子さんです。名古屋市で災害医療教育や民間救急搬送なども手がける松本さんは、この活動を全国に広めたいと、愛知県内の医師や救命士らに呼びかけて、2022年に第1回を開催。今年で3回目を迎えました。 参加した子どもたちからは「心肺蘇生で胸を強く押すのが難しかった」「これからは119番に電話できると思う」「来年もチャレンジしたい」などの感想が寄せられたということです。
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