サーフウェアショップ「PORT OF CALL」を展開していたジャングルジャムが破産
(株)ジャングルジャム(TDB企業コード:981988099、資本金2000万円、東京都目黒区大橋1-7-4、代表芝原正博氏ほか1名)は、11月9日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。 破産管財人は木村英明弁護士(東京都新宿区四谷1-8-3、四谷東法律事務所、電話03-5366-1601)。 当社は2001年(平成13年)6月に設立。自社サーフ(サーフィン)ブランド「ROIAL」や海外サーフブランド「BANKS」などのスポーツカジュアルウェアを扱い、東京・渋谷や首都圏の商業施設内に小売りショップ「PORT OF CALL」を展開(近時は11店舗)するほか、全国のスポーツ用品店やサーフショップなどへの卸売りも手がけていた。自社製品は外注を利用して製造し、海外製品は米・カリフォルニアなどに関係会社を設立して輸入するほか、同社を経由して自社製品の海外向け販売も行っていた。
しかし、海外事業が軌道に乗らず、国内事業で得た資金を投じるなか、近年は東京オリンピックに向けて自社ブランドの宣伝に力を入れるとともに小売店舗数を増やしていた。こうしたなか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内売り上げも減少し、資金繰りが悪化。近時は、売り上げを回復させ2023年2月期の年売上高は7億7500万円を計上したが収益は改善せず、自主再建を断念した。 負債は債権者約186名に対し約10億5352万円。 なお、当社が手がけていた事業は、今年10月に設立された新会社PORT OF CALL JAPAN(株)(同所、TDB企業コード:685066931)に譲渡され、店舗の営業は継続されている。