フリマアプリ利用者の約半数が“適正価格設定”で失敗経験あり! 対策方法はある?
不要なものを出品したり、欲しいものを購入したりと手軽に利用できるフリマアプリ。しかし、相場がわからず値段を付けにくいという経験や、購入した際には写真で見たときよりも商品の質が悪く感じたといった経験はないだろうか。特に高額な商品になればなるほど、リスクが増えるはず。今回は「フリマアプリの失敗談」に関する調査を紹介しよう。 【画像でわかる】若年層はフリマアプリを好み、おじさん世代はYahoo!オークションを好む? なぜ世代差があるのか
衣類や本、おもちゃなどが出品・売却の多くを占める
獏は2024年7月23・24日に、フリマアプリで売却経験がある1009人を対象にアンケート調査を実施した。 フリマアプリで出品・売却したことがあるものについて質問すると、1位が「衣類(62.4%)」、次いで「本・雑誌(48.8%)」、「おもちゃ・ホビー(44.6%)」となった。「家電(24.8%)」「アクセサリー(19.9%)」「美術・骨董品(2.9%)」などの高価なものも一定数取引していることがわかった。 続けて、出品する際にどのようなことに気を付けているか質問すると、「傷があれば細かく載せるようにしている」「写真を複数枚用意する」など、買い手との認識の相違がない状態でスムーズに取引が進められるよう、工夫が行われていることが判明した。
さらに、価格の相場をどのように調べているか質問したところ、「フリマアプリ(64.5%)」が圧倒的に多く、「ネット検索(47.3%)」「メーカーの公式サイト(18.3%)」が続く結果となった。多くの人が出品前に価格の相場を調べている一方で、約1割の人が「調べていない」と回答。出品価格が相場よりも低く設定されていればすぐに買い手が見つかるだろうが、価格相場を調べておく方が売れたときの後悔は少ないはずだ。
フリマアプリの出品・売却で失敗したと感じた人は約6割
出品・売却経験のある商品や出品の際に気を付けることについて見てきたが、フリマアプリで失敗した経験はあるのだろうか。出品・売却の際に失敗した経験について質問したところ、「はい(59.2%)」が約6割を占めた。さらに、どのような失敗をしたか質問すると、「価格を誤った(41.9%)」が最も多く、「商品状態の見落としがあった(22.6%)」「人とのトラブルに遭った(22.5%)」が続いた。 トラブルの詳細について聞くと、「値下げをずっと要求された」「相手を信用し、入金される前に発送してしまい、料金を支払ってもらえなかった」といった回答が見られ、個人間で金銭的なトラブルを経験した人が多かったようだ。場合によっては、法的処置を取らざるを得ない状況にもなるだろう。個人間で代金のやり取りをする難しさを感じた人もいるようだ。 出品・売却時の失敗を経験した人が多かったが、その反省を生かして、より気を使って出品しているのだろう。トラブルに巻き込まれないために、購入時には販売者の評価や相場価格などを踏まえた上で選択したいものだ。 出典元:【株式会社獏】
オトナライフ