皇居で松竹梅の「春飾り」 新年へ準備
新年に皇居・宮殿や天皇ご一家の住まいの御所などに飾られる伝統の盆栽「春飾り」の準備が大詰めを迎え、宮内庁は26日、作業の様子を報道陣に公開した。 春飾りは松竹梅やセンリョウ、マンリョウなどの縁起物の草木を寄せ植えし、樹齢150年を超える梅の古木も使われる。大きいものは高さ約2メートルになる。この日は、皇居内で庭園課の職員が、鉢にバランス良く配置された植物の根元にコケを張り、川を表す白い化粧砂を敷いて仕上げを施した。 出来上がった春飾りは、東京・元赤坂の赤坂御用地にある上皇ご夫妻の住まいの仙洞御所や各宮邸、皇居の宮内庁庁舎に置かれる予定という。