『渡辺篤史の建もの探訪』35周年で“革命”住宅が登場「感動的ですよ」 まるで木の箱のよう
俳優の渡辺篤史(77)が個性豊かな住宅を紹介するテレビ朝日系『渡辺篤史の建もの探訪 祝!35周年 新春スペシャル』が4日、午前6時から放送される。 【写真】“革命”住宅を訪れ感銘を受ける渡辺篤史&宇賀なつみ&飯尾和樹 1989年にスタートした同番組が35周年を迎えたのを記念し、新春1時間スペシャルを放送する。今回は自他ともに認める「建もの探訪」ファンである、ずん・飯尾和樹、宇賀なつみの2人をゲストに、東京・世田谷区の店舗兼用住宅と、神奈川・逗子市の建築家夫妻の家を紹介。さらに、35周年を祝して過去に放送した秘蔵シーンも大公開。第1回から数えてこれまで巡った名建築はなんと1827軒。その中から珠玉の名シーンを放送する。 最初に訪れたのは、ファッション好きのご夫妻のこだわりやセンスが詰まった店舗併用住宅。建坪13坪の3階建て、その特徴は全面窓。各階に設けられた緑いっぱいの窓で、目を引く設計に3人は驚いた様子。中に入ると、夫妻がセレクトした洋服やインテリアがいっぱい。さらに2階の居住スペースで3人を迎えたのはヴィンテージなどの希少なサングラスを揃えたメガネコレクション。そこで飯尾がチョイスしたのは、ある芸人とつながりのあるサングラス。まさかの出会いに飯尾も「こんなところで出会えると思わなかった」と驚く。 日当たり最高のバルコニーでは、宇賀が思わず「夏場にビールなんて最高…」と想像する場面も。 次に訪れたのは神奈川県逗子市の建築家夫妻が建てた事務所兼住宅。「森と調和した家を作りたい」と窓を極力無くしたという住宅はまるで木の箱のよう。中へ入るとその内部は実に複雑で、下の階に居住スペースが。しかし、進むとそこは外で、ハシゴを上ると奥に見えるのはバスルーム。次々と部屋が現れるまるで立体迷路のような家を、渡辺は“革命”と表現。「これだけ回数を重ねてもこういう家に出会えるんだから幸せ!感動的ですよ」と絶賛した。 35周年を祝して、これまで訪れた1827軒の中から過去の名シーンを放送。35年前の第1回放送では、当時41歳の渡辺篤史が沖縄に登場。その他、訪れた家で起こったおもしろハプニング映像など、渡辺の探訪名場面集を届ける。 35周年を迎え渡辺は、「たぶん、日本で初めてだと思うんですよね。建築家の作った個人住宅をめぐる番組というのは。この35年間で、みなさんの“家”というものの概念が変わったんじゃないかなと思います」とコメント。 家づくりを考える人へ「家づくりのテーマは自由!大きな夢を持って、自分の家、家族の家を設計していく、そのプロセスが素敵だし大事だと思います」とメッセージを送った。 さらに今後の抱負として「みなさんには、『自分ならこんな家を建てたいな、こんな暮らし方をしたいな』と想像しながら観ていただきたいですね。今後も、私でよければ、命ある限りこの番組を続けていきたいです」と意気込みを語った。