3DMark「Steel Nomad」を先行体験。非レイトレ高負荷担当、DirectX 12/Vulkanベースの新GPUベンチ
従来のDirectX 12ベースのテストであるTime Spyの結果も見てみよう。描画負荷の重いTime Spy ExtremeでもGPU負荷は100%を切ることがあった。スコアを見るとTime Spy ExtremeはRTX 4090とRTX 4070 SUPERで約1.72倍の差、Time Spyで約1.58倍の差とSteel Nomadほどの差にはなっていない。このあたりが、最新ハードウェア環境の評価に向かなくなってきたという点だろうか。 ■CPU負荷が重いマルチプラットフォーム対応ベンチがあってもよさそう 簡単ではあったが、Windows版Steel Nomadをテストした。CPU依存度が減ったことで、GPU同士の性能差を正確に測りやすくなったのは確かだ。マルチプラットフォーム対応ということもあり、さまざまなデバイスでスコアを測定してみたい。その一方で、昨今にはCPU負荷が極めて高いゲームも存在するわけで、実ゲームにおける性能の目安になるのか疑問に感じる部分もある。CPUを変更した場合のスコアも今後機会があれば試してみたい。
芹澤正芳
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