3DMark「Steel Nomad」を先行体験。非レイトレ高負荷担当、DirectX 12/Vulkanベースの新GPUベンチ
■性能実測。GeForce RTX 4090が叩き出す参考数値付き ここからは実際のスコアをチェックしてみよう。テスト環境は以下の通りだ。CPUのパワーリミットは、PL1=PL2=253Wとしている。 CPU:Intel Core i9-14900K(24コア32スレッド) マザーボード:ASRock Z790 Nova WiFi(Intel Z790) メモリ:Micron Crucial DDR5 Pro CP2K16G56C46U5(PC5-44800 DDR5 SDRAM 16GB×2) ビデオカード:NVIDIA GeForce RTX 4090 Founders Edition、NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER Founders Edition システムSSD:Western Digital WD_BLACK SN850 NVMe WDS200T1X0E-00AFY0(PCI Express 4.0 x4、2TB) CPUクーラー:Corsair iCUE H150i RGB PRO XT(簡易水冷、36cmクラス) 電源:Super Flower LEADEX V G130X 1000W(1,000W、80PLUS Gold) OS:Windows 11 Pro(23H2)
Steel Nomadでは、DirectX 12よりもVulkanのほうが10%ほどスコアが高くなった。ちなみにGPU使用率はベンチマーク中ずっと100%に張り付いているが、CPU使用率は5%前後。ほとんどCPUを使っていなかった。RTX 4090とRTX 4070 SUPERでは約2倍のスコア差がある。CPU依存率が低いだけに、これがDirectX 12/VulkanにおけるGPUの性能差と見てよいだろう。 Steel Nomad Lightでは、Vulkanのほうがスコアが高くなった。こちらはGPU使用率が100%を切ることもあったので、描画負荷の違いが影響した可能性がある。RTX 4090とRTX 4070 SUPERの差はほぼ変わらず。スコアから描画負荷はSteel Nomadの4分の1程度になるようだ。
【関連記事】
- “Intel Default Settings”とは一体、PL1=125W・PL2=188Wと仮定して第14世代Core i9に適用してみた
- PC版『Ghost of Tsushima』、NVIDIA DLAAを使いながらFSRでフレーム生成が行える最新仕様
- Firefoxで「NVIDIA RTX Video」が使えるように - AI機能でWeb動画をアップスケーリング
- Intel「Aurora」スーパーコンピューターが“エクサスケール”突入 - 運用容量は87%まで上昇
- Intel Baseline Profileはボードメーカー向け説明資料のデータ - Intel Default Settingsを使うよう推奨