大阪府松井知事が定例会見8月2日(全文1)森友問題、地検捜査で真相解明を
子供が被害者となる強制わいせつ事案が全国最多、府はこの原因をどう分析しているのか
時事通信:幹事社、時事通信の〓***00:03:28〓です。よろしくお願いします。先ほど、13歳未満の子供が被害者となる強制わいせつ事案が全国最多の発生件数と言われましたけれども、府としてこの原因について、どういうふうに分析されていますか。 松井:これは警察ともいろいろ協議しているんですけど、一概に原因と言われてもなかなかその要因について、はっきりこれだっていうのは判断できない。なかなかこれだということがあれば、それを解決したらいいわけですから。非常に原因の確定というか、それはもう困難と言わざるを得ません。でも今、現実、全国最多の認知件数ということですから、これはもう引き続き、警察、市町村、そして地域の皆さんと一緒になって、子供の安全をとにかく守っていくしかないと思っています。
森友学園の籠池前理事長逮捕について
時事通信:次に森友学園なんですけれども、森友学園の籠池前理事長が国の補助金を不正に受給した疑いで逮捕されました。府の補助金不正受給の捜査も進んでいると思われますが、まず逮捕について、知事としての受け止めをお願いします。 松井:これはもう不適切な補助金の受給があったというのは、われわれの調査でもほぼそういう事実関係が出てきています。ちょっとこのあとは地検の捜査によって、全ての真相の解明ができるようにしていただきたいと思っています。 時事通信:森友学園の問題を受けて、府の教育庁では補助金申請の手続きの厳格化などに取り組んでいますけれども、具体的に知事としてはどういうふうに取り組む指示をされていますでしょうか。 松井:これは今、教育庁がやっていますけどね。とにかく今まで性善説に立って、そういう学校法人、教育者っていうのは、うそを言わない。信用を置ける人たちだということで、これはもう僕は会見でもいつも言ってきたけど、性善説によって認可をしてきた。もう大きく、もうそこの信頼っていうか信憑性っていうか、そういうのは崩れましたからね。提出書類の裏付けの仕方とか、そういうものを教育庁のほうで、より具体的に明確に相手方に示して、こういう不正がないようにしていただきたいと思っています。 時事通信:最後にIRなんですけれども、政府が統合型リゾート制度の大枠をまとめました。大阪もIR誘致に名乗りを上げていますが、この政府案についての評価をお願いします。 松井:今回の政府案というのは、これから議論をするたたき台だと。国会で実施法が出てくるわけでね。たたき台だと思いますので、一定、そういう専門家の皆さんの声は反映されているのかなと。ただ、われわれ、実施しようとしている立ち場からすると、これはもうやはり僕はやっぱりアジアナンバーワンのエンターテインメントの施設にしたいと思ってますので、あまり細かい規制をすることによって、しょぼいものにならないようにしてもらいたいなと思っています。 時事通信:幹事社からは以上です。 【連載】大阪府・松井一郎知事が定例会見2017年8月2日 全文2へ続く