広島県内の大卒内定率、過去最高 10月末で71・9% 「売り手市場」続く
広島県内で2025年春に卒業する大学生の10月末時点の就職内定率は71・9%と、現在の形で統計を始めた1995年春卒以降で最高だった。人手不足を背景に、学生優位の「売り手市場」が続いているためで、前年同期を1・4ポイント上回り2年連続で上昇した。広島労働局が28日発表した。 これまでの最高は20年春卒の71・8%。25年春卒の男子の内定率は72・3%と1・4ポイント上昇し、女子は71・5%で1・3ポイント上がった。男子は20年春卒に次いで2番目に高く、女子は最高だった。 就職希望者は1万378人と前年を132人上回り、2年ぶりに増えた。内定者は7466人と238人多かった。 24年春卒の内定率は3月末時点で96・6%と最高だった。小沼宏治局長は「学生優位が続く。未内定者への支援にも力を入れる」としている。
中国新聞社