【長崎】北九州中学生刺殺で県内自治体にも脅迫文
NCC長崎文化放送
北九州市のファストフード店で中学3年の男女2人が男に刺され、女子中学生が死亡した事件で、県内の自治体にも犯人を名乗る人物から脅迫文が届いていたことが分かりました。 【写真】北九州中学生刺殺で県内自治体にも脅迫文
14日、福岡県北九州市小倉南区のファストフード店で、レジで並んでいた中学3年の中島咲彩さん(15)と男子生徒が男にいきなりナイフのようなもので刺され、中島さんは、腹部を刺されたことによる失血で死亡しました。男子生徒は腰のあたりに致命傷になりかねない深い傷を負いましたが、命に別状はないということです。 入店から逃走までわずか30秒足らずの犯行。男は40歳くらいで、身長約170センチの中肉、灰色の服に黒色のズボン、黄色っぽいサンダルのようなものをはいていました。 被害に遭った男子生徒は「全く知らない人に刺された」という趣旨の話をしています。犯人は依然、逃走中で、警察は強い殺意があったとみて殺人と殺人未遂容疑で男の行方を追っています。 NCCの取材では、脅迫文は、長崎市や佐世保市、大村市などに届いています。 長崎市では17日午後11時20分、市のホームページの問い合わせフォームに、犯人を名乗る人物から「現在は長崎県にいる。12月20日までに登下校時間を狙って長崎県内の小中学生を1人でも多く包丁で刺し殺す。下記銀行口座に1813万円を振り込んでこい」として、銀行名と口座番号が書き込まれていました。 佐世保市や大村市、県の県民センターにも17日に同様の書き込みがありました。 悪質ないたずらの可能性もありますが、各自治体は警察に通報し、市内の小中学校、高校に情報提供、見回りをするなどの対応を取っています。同様の事案は、県内を含む全国の自治体で発生していて、警察が捜査しています。
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