日本冶金工業・大江山、使用済みカイロを再資源化。宮津市などと協力
日本冶金工業の大江山製造所(京都府宮津市)は、宮津市と市内の学校と連携し、使用済み使い捨てカイロを資源化する実証事業を12月1日に開始した。市内の幼稚園・小中学校・市役所などに設置された回収箱に集められた使用済み使い捨てカイロをフェロニッケルの原料として有効活用する。ごみの削減と再資源化を通じて、持続可能な社会づくりに地域とともに取り組む。 大江山製造所は「カーボンレス・ニッケル製錬への挑戦」を掲げ、CO2排出削減の一環でリサイクル原料の多様化と使用拡大も進めている。その中心施策は、ニッケル鉱石から高品位リサイクル原料(都市鉱山)への切り替えだが、今回の取り組みも大江山の方向性と合致するものだ。