おしゃれなキッチンをつくるために、おさえておきたいトレンド10
キッチンの役割は進化し続けている。オーダーメイドのデザインや色、さまざまな素材や仕上げは、家族の活動の拠点となるキッチンというスペースに自分らしさを演出してくれる。 「今やキッチンは住まいの中心であり、最近では単なる機能面だけではない、それ以上のものが求められています。料理や食事、仕事、休息、おもてなしの場となるキッチンは、見た目の良さだけでなく、日常生活に実用的な価値をもたらす空間でなくてはならなのです」とシンパシーグループのデザイン・プロジェクトマネージャーを務めるジョージー・メドヴェットは語る。 そこでキッチンをリノベーション、リフォームしたいという人に最適な、最新デザイントレンドを紹介。そして、そのトレンドをどう自宅に取り入れるかについてもチェックしよう。 UK版「ハウス・ビューティフル」より
陽気なピンク色
グリーンとブルーは依然として、キッチンの人気カラーリストに名を連ねているが、ピンクが返り咲きつつある。 「赤みの強いホットピンクから薄い色合いのブラッシュピンクまで、ピンクにペイントされたキッチンの需要は増加傾向にあります」とオリーブ&バーの創設者アル・ブルースは語る。 ピンクのキャビネットに白やライトグレーを合わせると空間が柔らかくなり、反対にコントラストをつけるなら、淡いピンクに黒やダークグレーなどの濃い色を合わせると奥行きが出る。
ハンドメイドの扉や引き出しの前板をつくる "イケアハック "でおなじみ、キッチン専門店のハスクは手頃な価格でキッチンをアップデートできる新コレクションを発表した。その際にも、トレンドである遊び心のあるピンクが取り入れられた。 「ピンク、ピーチ、深紅は至るところで人気で、2023のトレンドカラーであることは間違いないでしょう。多くの人が喜びをもたらしてくれる暖かいローズ系の色を探しており、気分が高まるような大胆な色を選択しています」とハスクの創設者デイヴ・ヤングは語る。 ピンクのキャビネットは難しいと感じる場合には、壁にピンクを取り入れるのがおすすめ。色を積極的に取り入れようという動きからも、キッチンで色を使うことへの需要が高まっている。特に開放的なオープンプランのレイアウトでは、調理スペースやダイニング、そして社交スペースの見た目や雰囲気を調和させるのに効果的だ。