22/7が「魔法学園」を舞台に歌&芝居のライブを開催「アイドルという存在そのものが魔法」
ラップバトルが展開
そして、入学式から3か月を経て、いよいよ期末試験当日を迎える。椎名が「(魔法を信じることができるようになった)今なら、空だって飛べるかもしれない」と語ると、『空を飛んでみよう』で試験がスタートする。手を大きく振る振りや手を高く掲げる振り、力強い曲調と連続するサビの転調が特徴的で、「自分を信じるチャンスを与えろ!」、「強くなる」、「見えない力があるかもしれない」といった前向きな歌詞が心に訴えかけてくる1曲だ。 すると、ここでチャイムが鳴り、「日替わり試験」と題したパートに突入。この日は呪文学の試験ということでラップバトルが展開され、ムーン組代表の河瀬とアース組代表の天城が戦うことに。2人の本格的なラップにファンも熱い視線とエールを送る。 ファンが河瀬のメンバーカラーであるスカイブルーと天城のメンバーカラーのレモンイエローのペンライトでジャッジしたのだが、会場内は2色が絶妙に混ざり合う結果となった。最終的には、校長先生のジャッジでムーン組が勝利を収める形に。 続いて、メンバーが魔法学園の地下ダンジョンへと迷い込むと、『地下鉄抵抗主義』から後半戦がスタート。「レジスタンスよ 闘いの時だ」という歌詞とファンのコールがバトルを盛り上げていく。この曲ではアース組が勝利。劣勢となったムーン組だったが、それまで楽しい学園生活が送れればそれで良いと語っていた望月りのが「絶対に負けたくない。だって、今は魔法に恋しているから」と語ると、『just here and now』へ。 しかし、この曲でもアース組が勝利。天城が「あんた達は勝てない。これは決まった未来なの」と吐き捨てると、河瀬は強い眼差しで「そんなことない、未来は私達が決める」と答え、『神様だって決められない』に。 曲の随所に元々散りばめられているセリフが、まるで、このストーリーのために書かれたセリフかのように響いていく。それほど曲とストーリーとがリンクしたドラマチックなブロックとなり、この3曲は後半戦の大きなハイライトとなった。そして、ここでムーン組が逆転勝利し、完璧主義の天城が初めて弱音を見せる。 いよいよ最終審査となる楽曲『覚醒』へ。会場のファンも推しがいる方のチームを勝たせようと、応援のコールとクラップにも力が入ってゆく。曲中に何度も登場する「走り出そう」という歌詞の通り、必死に走る様を表現した振りやダンスを続けて、最後の河瀬の「それでもやらなきゃ負けだ」というセリフが響き渡ると、試験はすべて終了した。