【自民総裁選】高市早苗氏「日本列島を、強く豊かに。」政策全容まとめ
告示まで3日となった自民党総裁選挙。立候補会見に先立ち、高市早苗経済安全保障担当大臣の政策が明らかになりました。 ▼【独自分析】自民党総裁選、推薦人のメドがたった5人の「強み」は? 経験、刷新感、支持…5要素で比較 高市氏は、自らの名前を引き合いに「サナエあれば、憂いなし」として、「日本列島を、強く豊かに。」をキャッチフレーズに掲げました。 国の究極の使命を「国民の皆様の生命と財産」「領土・領海・領空・資源」「国家の主権と名誉」を守り抜くことだと指摘。 その使命を果たすため、「外交力」「防衛力」「経済力」「技術力」「情報力」「人材力」からなる「総合的な国力」の強化を打ち出し、そのために何よりも「経済成長」が必須と強調しました。 ■経済政策 積極財政の立場に立ち、様々なリスクを最小化し、先端技術を開花させるための「戦略的な財政出動」により、雇用と所得を増やし、「強い経済」を実現するとしています。具体的には、「食料安全保障の強化」「エネルギー安全保障」「サイバーセキュリティ対策の強化」「人材力の強化」などをあげました。 ■安全保障 宇宙・サイバー、自律型AI兵器など新たな戦争の態様にも対応できる国防体制を構築するとしました。「自由で開かれたインド太平洋」に米国を強く関与させ続けることは日本の責任とした上で、受け身でなく主体的な外交を行うとしています。 ■令和の省庁再編 インテリジェンス関係省庁の司令塔としての「内閣情報局」と最高意思決定機関として閣僚などからなる「内閣情報会議」の設置を掲げました。また、「情報通信省」や「環境エネルギー省」への改編をあげました。 ■憲法改正、皇室典範 技術革新、安全保障環境や社会生活の変化など時代の要請に応えられる「新しい日本国憲法」を制定。また、「皇統」を守るために「皇室典範」を改正するとしました。