大学野球の「2部、3部制」「入れ替え戦」がもたらす“精神的な強さ” 過去最高タイの3位…盛岡大躍進の理由
「1年生の頃からどこに行くにも一緒で、遅くまで残って練習するメンバーばかりでした。やめていった仲間も応援してくれていたので、腐らず練習を続けてきてよかったです。仲間に支えられたおかげで打てました。残っているメンバーも、誰が試合に出てもベンチを含めた全員が声をかけ合って一緒に喜ぶ。その一体感がチームの調子につながっているのかなと思います」 4年生の力が大きく影響し、今年は1部で通用するチームができあがった。一方、藤澤監督は「今年は4年生が中心となってやってくれた。来春、3年生以下でどうやって1部に残るかということしか考えていないですね」と本音を漏らす。2部、3部を含めた北東北の火花散る戦いは、すでに始まっている。
(取材・文・写真 川浪康太郎)