あの「イカゲーム」が3年ぶりに帰ってきました。”456番”ことギフンが再び、生死をかけたゲームに挑みます。誰もが知っているゲームなのにゾッとするのは変わらずです。でも、単なる繰り返しに終わりません。シーズン1で僅かな登場ながら印象的だったコン・ユが攻めのアクセルを踏み、新たにキャスティングされた元BIGBANGのT.O.Pとブレイク俳優のパク・ソンフンが新しい風を吹かせています。この3人に注目した見て損なしのNetflixシリーズ「イカゲーム」シーズン2の魅力を解説します。   【動画】“紫髪”TOP、“おかっぱ”パク・ソンフンの劇中ビジュアルをチェック!「イカゲーム2」予告  

謎の“めんこ男”コン・ユがさすがの存在感!

赤髪に染めたギフンがアメリカまで娘に会いに行こうとするも、飛行機に乗る直前のタラップで突如引き返すところで終わったのがシーズン1でした。シーズン2はまさにその続きから始まります。シーズン2もイ・ジョンジェが主役のギフンを演じています。 「ギフンはいったい何を考えているの??」となるわけですが、出だしの話はある意味、コン・ユが主役です。コン・ユが「イカゲーム」で演じる役は“めんこ男”こと、スカウトマン。負けるとビンタ、勝てば現金を渡すという謎のルールでゲームを仕掛ける男の役です。 シーズン1では短い登場シーンでした。ファン・ドンヒョク監督作品の「トガニ 幼き瞳の告発」（2011）にも出演していた縁もあって監督がコン・ユのために作ったキャラクターだったそう。友情出演的に参加した経緯があったのです。 さすがのコン・ユ。冷酷に相手を思いっきり引っ叩き、黒いスーツケースの中から札束を取り出して、ニヤリと現金を渡す姿に不穏な空気感を残し、短いシーンながらも存在感は抜群でした。だから余計に、シーズン2で登場するシーンは「めんこ男のコン・ユ」にゾクゾクしてしまうかも。 しかも、見せ場は前回よりたっぷりあります。札束とめんこを忍ばせた黒いスーツケースを持ち、ソウルの地下鉄に出没するめんこ男の大捜索が始まります。「ウォーリーを探せ」ならぬ「めんこ男を探せ」のようでもあり、笑える部分もあります。でも、やっぱりめんこ男はただならぬ雰囲気を持つ人物。コン・ユがクレイジーな役どころを爆発させるシーンが用意されています。 ちなみに、続投されるキャスティングにはフロントマンを演じたイ・ビョンホンもいます。いぶし銀のイ・ビョンホンも見せ場が増えまくっています。イ・ビョンホンのパートは見るまでネタバレを避けて楽しみに待つのがオススメです。