「ハーフであることをどう感じてる?」子どもたちに質問してみると… 返ってきた言葉に「目から鱗状態」
海外で暮らす日本人は多く、なかには生まれてからずっと海外暮らしという方もいます。外国と日本では言葉はもちろん、文化や習慣なども異なるため、苦労しているという方も多いかもしれませんね。 【写真】海外で暮らすということ①(@keikomoenaさんより提供) ケイコモエナ(@keikomoena)さんは、スイス人の夫と2人の子どもとともに、スイスで暮らしています。Instagramでは、家族の日常の様子について漫画にして投稿しています。 今回投稿されたのは「海外で暮らすことの苦労や悩み」についてです。
外国人特有の苦悩
思春期の頃、海外で暮らしていたケイコさん。海外では日本人だという誇りを武器にしていたというケイコさんは、日本に帰ったときにまわりの話についていけないことがあったそうです。 また、人種差別を受けたこともあったといいいます。そんな経験から、ケイコさんはお子さんのイチさんにハーフであることをどう感じているか聞いてみました。 すると、イチさんから返ってきた言葉は「自分は特別って感じがして好き。イチはスペシャル」でした。 その言葉に、ケイコさんは驚かされたとのことでした。
海外での暮らしについて
海外で暮らすことの苦労や悩みについて、ケイコさんに話を聞きました。 ーケイコさんが思春期の時代に海外で暮らすことになった経緯を教えてください。 親の転勤で必要に駆られてなどでは全然なく、ただ「海外に住みたい!」という母の独断でそうなりました(笑)そのときのどたばた喜劇話をいつか描こうと思っているので、ぜひそのときは見てください。 ーそのときにあった「外国人特有の苦い出来事」とは具体的にはどんなことでしたか? いろいろありすぎて、言ってたらキリがないくらいあるので、省略させていただきます(笑) 私が思春期に住んでいた国では、自虐ネタや皮肉、人の揚げ足を取って笑いを取るのがユーモアと思っている人が多かったです。 特に外国人だとそのターゲットになりやすく、揚げ足を取られたら仕返しに笑いまたは論破できる人が人気者という雰囲気がありました。 日々、心の強さも言語もユーモアのセンスも磨かれ、それはそれで楽しかったのですが、いつも気を張っていなくてはいけないことが多かったです。 スイスに移住してからは毎日が平和で、今思うとあの頃は大変だったな~と思います。 ー日本に帰って来たときのアウェイ感とはどんなときに感じることが多かったですか? ほんとつまらないことですが、思春期の頃ってつまらないことが超大事で。私が思春期の頃はネットは今みたいに便利ではありませんでした。 海外に住んでいると、日本の情報はニュースくらいだったので、日本からの小包の梱包に使われていたクシャクシャの新聞紙を伸ばして読んだりしていました。 そのため、帰国時には同年代の子たちの話すテレビや音楽の流行りなどについていけず、みんなと同じタイミングで笑えなかったり、変なところで笑ってシーンとしてしまったり(笑)そんなことで結構落ち込みました。