楽天市場の2024年夏トレンドは「暑さ対策」「節約」「海外グルメ」
そして、ガチ世界グルメ。これは日本にいながら海外気分を手軽に堪能するための手軽な手段でもある。まさに背に腹を代えている。例えば「ガチ中華」が流行っているらしい。これは、日本人の味の趣向にあわせたものではなく中華圏の人が実際に食べているような料理を指し、流行語大賞のノミネート新語としても登場している。 近年は、世界各国グルメなど、お取り寄せ食品の流通額が大きく伸張している。著しいのはシンガポール料理、ペルー料理で、それにトルコ、メキシコ、インド、韓国、ベトナム、中華が続く。
■今年も猛暑は襲ってくる。知恵と工夫で乗り切ろう ちなみに、2024年の夏に海外旅行に行く人はわずかに4.4%で、行けない、行かない、あるいは行きたくない人が9割以上に達する。 その理由の一位は「家計に余裕がないから」だとのことで、いろいろなものが値上がりしているなかで、さらに海外にでかければ、現地の強烈なインフレと、円安のダブルパンチに見舞われる。それでも本格的な現地の味を楽しみたいという欲を満たすトレンドがガチ世界グルメだ。 この5月には「電気・ガス料金の負担軽減措置」が終了し、6月以降は電気・ガス料金の補助がなくなってしまうなどで、家庭向け電気料金が著しく上昇する。 暮らしや遊びのコストに直結する電気料金だが、たぶん、7月の請求書を見てびっくりすることになるのだろう。特に、関西電力では前年前月に比べて46.4%の上昇となる試算だそうだから驚きの値だ。 なのに今年も猛暑は襲ってくる。ちょっと贅沢をして海外にというわけにもいかない。とにかく知恵と工夫で夏を乗り切ろう。
山田祥平