〔米株式〕ダウ反発、427ドル高=米経済への楽観で(5日)☆差替
【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク株式相場は、米経済に対する楽観的な見方を背景に反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比427.28ドル高の4万2221.88ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は259.19ポイント高の1万8439.17で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比303万株増の8億9256万株。 この日発表された経済指標が米景気の強さを示す内容で、市場で投資リスクの高い株を買う動きが強まった。金融や半導体の銘柄を中心にほぼ全面高となった。 市場では、投開票日を迎えた米大統領選の結果にかかわらず、経済について「底堅さを示唆する指標が相次ぎ、連邦準備制度理事会(FRB)による緩やかな利下げも見込まれる」(日系大手証券)と、強気な見方が出ている。 一つの政党が大統領と上下院の多数派のすべてを抑える可能性は低く、大幅な政策変更は行われないという観測も相場を下支えした。ただ、大統領選の大勢判明までに長期間かかったり、大統領と上下院多数派のすべてを一党が握ることになったりすれば、株価を下押しする可能性がある。 ダウ銘柄ではインテルが3.6%高、ゴールドマン・サックスが3.0%高、アメリカン・エキスプレスが2.1%高、アマゾン・ドット・コムが1.9%高。一方、ボーイングは2.6%安、シェブロンは0.4%安。