「とても良い試合を応援させてもらった」OG鮫島彩がなでしこJの健闘を称える。アメリカ戦の失点場面にも言及「簡単ではなかったと思う。。」【パリ五輪】
「ベスト8からベスト4に行く壁が高い」
日本女子代表は、現地時間8月3日に行なわれたパリ五輪の準々決勝でアメリカ女子代表と対戦。0-0で突入した延長前半の105+2分にトリニティ・ロッドマンに得点を決められ、0-1で敗戦した。 【画像】なでしこJのアメリカ戦出場17選手&監督の採点・寸評。攻守で存在感の守屋やキャプテン熊谷らを及第点に 3大会ぶりのメダル獲得を目ざしていた、なでしこジャパンだが、それは叶わなかった。OGの鮫島彩氏は自身のXで「アメリカの壁が高い。ベスト8からベスト4に行く壁が高い。あの勝負強さがまさにアメリカ」と綴る。 8強で大会を後にすることになったが、その健闘を称える。 「予選から通して、画面からも一体感とか使命感が伝わってくるチームでした。だからこそこの先ももっと戦いを見たかったけど、120分が本当にあっという間に感じられるほど、とても良い試合を応援させてもらったなて思う。なでしこ、お疲れ様!」 また、アメリカ戦の失点場面に関しては、次のように見解を示す。 「SB的には、自分の所に相手が2枚(10と5)がいて、ボール保持者はフリー、内側にいた10が先に裏へ動き出して、それに一度ついて行っていたから、大外の5番への対応は後手になり、簡単ではなかったと思う。。5番の方が優位な態勢で仕掛けに入れてたから」 世界との比較で、日本女子サッカーの現状に思うところもある。「他国のレベル、特に欧州は女子サッカーに国や企業やビッグクラブがどんどん投資して急激に上がっているから、世界大会で勝つのは簡単ではないし、代表が結果を残さないと国内サッカーへの影響は現状大きいかもしれないけど」とし、「この先もどうかなでしこの挑戦を応援し続けてほしいです」と願った。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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