ポスティング小笠原慎之介、エンゼルスは「喉から手が出るほど欲しい」 スポイラ誌が内情推測「大谷が出ていって以来、投手陣はボロボロ」
次なる日本人スターの獲得はなるだろうか。米誌スポーツイラストレーティッドは7日(日本時間8日)、中日からポスティング(入札)制度を用いてメジャー挑戦する小笠原慎之介投手(27)の獲得候補にエンゼルスが挙がっていることに注目。「エンゼルスは今オフに小笠原慎之介と契約できるだろうか」と伝えた。 ◆中日・小笠原慎之介を抱擁する大塚投手コーチ【写真】 「エンゼルスは小笠原が喉から手が出るほど欲しい。直近の所属した日本出身投手は、もちろん大谷翔平。2018~23年シーズンに在籍し、昨オフにドジャースへ去ってしまった。エンゼルス時代の大谷はMVP2度、オールスター選出3度。大谷が出ていって以来、エンゼルス投手陣はボロボロで、メジャーでも最悪な集団の一つだ」 具体的に、チーム防御率4・56はメジャー全30球団中26位、先発投手陣の4・97はさらに下がって28位。1252奪三振は、本拠地デンバーが標高1600メートルの高地で球が飛ぶ『打者天国』ロッキーズの1118奪三振に次ぐブービーの29位だ。 さらに、同誌は「エンゼルスは2025年の優勝争いを目指して戦力補強すると明らかにしている。もし小笠原を獲得できれば、全般的な投手力強化という点で一つの答えを確保できる」と期待した。実際、既に今オフのエンゼルスは通算191本塁打のソレアをブレーブスからトレード獲得し、通算97勝の技巧派左腕ヘンドリクスとFA契約している。 小笠原の獲得候補には、他にも鈴木誠也と今永昇太のカブス、千賀滉大を擁するメッツ、さらにはブルージェイズやジャイアンツの名前も挙がっている。また、同誌は「3年総額3500万~4000万ドル(約53億6000万~61億2000万円)の契約も見込まれる」と、今季の推定年俸9300万円から20倍増も夢ではない数字を挙げている。
中日スポーツ