マッチこと近藤真彦氏がトヨタ新「GRカローラ」で走った! 「トヨタと日産の壁なく参加」 液体水素エンジンの進化もスゴかった!?
マッチの感想は? 進化した液体水素エンジンGRカローラとは
トヨタは、進化した「GRカローラ」をスーパー耐久シリーズ第2戦「富士24時間レース」でお披露目しました。 またこのGRカローラは、モリゾウ選手(豊田章男会長)や近藤真彦選手などがドライバーとしてハンドルを握り、24時間の長丁場に挑みます。 【画像】「えっ…!」これがマッチ!? 永遠のアイドルを見る!(14枚)
トヨタは以前からスーパー耐久の場を活用して水素エンジンの開発を行ってきました。 当初は気体水素を燃料とし、燃料電池車「ミライ」のタンクを使って参戦。 2023年から液体水素に変えて参戦しており、液体水素に変えることで、航続距離を向上させ充填設備ならび時間の改善を図りました。 そして今回、液体水素エンジンを搭載するGRカローラがさらなる進化を遂げて24時間レースに挑みます。 その進化の内容は大きく「異形タンク採用による航続距離の向上」、「液体水素ポンプの耐久性向上」、「CO2回収装置 工程切り替えの自動化」という3つに分けることができます。 まずタンクに関して、これまでの液体水素GRカローラには「円筒形」のものが採用されていました。 これは現在の法律において液体水素タンクをクルマに搭載する法律がないために従来の「高圧ガス保安法」の解釈で、高い圧力を均等に分散できるように円筒形となっていたことが要因です。 しかし今回は、従来とは異形となる「楕円形」に改良しました。 これは液体水素は気体水素よりも低圧となるためにタンクを異形化することが可能だったことが要因だと言います。 今回、楕円形にすることで車内空間を効率よく活用できるように改善。 その結果、円筒形タンクの採用時と比べてタンクの容量は150Lから220Lという1.5倍に。 また航続距離は、2022年の気体水素が約54km、2023年の液体水素(円筒形)が約90km、そして今回の液体水素(楕円形)が約135kmと向上させました。 なおこれまで前例のなかった異型タンクの実現には、富士スピードウェイがある静岡県の特例認可のもとで実現出来たと言います。 また水素社会実現の仲間づくりという部分では、FTSという燃料系総合システムサプライヤーが今回の楕円タンクから開発に参加しています。