ユーリ阿久井に挑戦のタナンチャイ 8月の畑中戦以来の来日 「武器の多様性」で世界王座奪取に自信
◇プロボクシングWBA世界フライ級タイトルマッチ 王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)<12回戦>同級8位タナンチャイ・チャルンパック(タイ)(2024年10月13日 東京・有明アリーナ) WBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安、20勝11KO2敗1分け)に挑戦する、同級8位タナンチャイ・チャルンパック(24=タイ、25勝15KO1敗)が7日、羽田空港着便で来日した。 約6時間のフライトを終え「楽ちんでした。コンディションは100%」と笑顔でサムアップ。リミット(50・8キロ)までは残り約1キロだと明かし、仕上がりも順調な様子だ。 今年8月12日のWBOアジア・パシフィック・同級タイトルマッチ(名古屋国際会議場)で王者だった畑中建人(26=畑中)に判定勝ちしたばかり。次戦との試合間隔は約2カ月と短いが「(世界戦の)オファーがあってうれしく思うし、継続して練習していたので問題なない」と万全を強調。この試合に向けては約200ラウンドをこなしてきた。 王者ユーリの印象については「非常にうまい選手」と話した上で「自分が上回っているのは武器の多様性。武器?全部だ。後はリング上で見せたい」と自信満々の表情を浮かべた。 初の世界挑戦へ「畑中戦で日本人への自信もついたし、今は100%の自信を持っている」と話し、「まずは世界チャンピオンになることが目的。そのために練習を重ねている」と優しげな風貌ながら、最後まで強気な発言を繰り返した。