プロサーファーの松岡亜音選手がCFで遠征費など支援求める(千葉県)
世界を舞台に活躍している南房総市千倉町のプロサーファー、松岡亜音選手(18)が、今季後半の試合に出場するため遠征費などの活動資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。「将来の目標は世界チャンピオン。夢の実現のためご支援よろしくお願いします」と呼び掛けている。10月31日まで。 松岡選手は、サーフィンのプロツアーの運営団体、ワールドサーフリーグ(WSL)が主催する男子80人、女子48人による世界ツアー「チャレンジャーシリーズ」(CS)を回るプロサーファー。現在CSのランキングは2戦を残して23位。 CSは、チャンピオンシップツアー(CT)を最上位に3段階の競技構造の2番目に位置。3番目にはアジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界7地域で行われる地域予選ツアーのクオリファイシリーズ(QS)がある。 松岡選手が、来季もCSを回るには15位以内か、アジアのQSで上位成績を残す必要がある。アジアランキングは4位となっている。
松岡選手は、国内外合わせて年間15~20戦程の大会に出場。毎試合各地の会場に行き、集中してベストな状態で試合に挑める環境に身を置くことはとても重要だが、そのためには高額な費用がかかるという。 これまで、各スポンサーの支援と家族のサポートを受けてきたが、費用面に関して現実は非常に厳しい状況だという。そのため今回プロジェクトを立ち上げ、支援を求めることにした。 CFでは200万円を目標に設定。支援は、残り2戦のCSと後半のアジアQSの試合会場に向かうための航空券、現地での宿泊費、レンタカー代などの遠征費やコーチ費などに生かされる。 支援は3000円から可能。返礼品にはオリジナルグッズの他、7000円のプランでは館山市湊のハンバーガーショップ「伏姫BURGER」の里見伏姫牛を使ったハンバーガーがある。 松岡選手は「ワールドチャンピオン争いに加わることが最大の目標。そのためには継続してツアーを回ることが重要。目標に挑戦する中で、この先もたくさんの学びがあると思う。私らしく前進していこうと思うので、ご支援と応援をよろしくお願いします」と話している。 (押本裕也)