「注文住宅は3回建てて満足できる」は本当なのか。できる限り後悔をなくすコツ3選
国土交通省は12月に「住生活に関する意識調査」を実施する予定です。 前回に実施した「住生活に関する意識調査」によると、新築一戸建ての持ち家に住む人の主な項目に対する満足度(非常に満足しているおよびおおむね満足している)は以下の通りでした。 【新築一戸建て】満足度が低めな「高齢者への配慮や省エネ性能」など。どうすれば後悔しない? ・広さ・間取り:81% ・収納スペース:60% ・外部からの騒音に対する遮音性:62% ・断熱性・気密性:56% ・設備の省エネ性能:52% ・高齢者への配慮(バリアフリー性など):47% ・維持や管理のしやすさ:69% ・地震・台風時の安全性:66% など 広さや間取り、維持管理のしやすさ、地震・台風時の安全性に対しては比較的満足度が高いものの、高齢者への配慮や省エネ性能については満足度が低くなっていることがわかります。 「家は3回建てないと理想の家にはならない」という格言がありますが、生涯で3回も家を建てることができる人はそう滅多にいるものではありません。 そのため、家づくりは一度で成功させる必要があるといえます。 そこで本記事では、住まいづくりでできる限り後悔をなくすための3つのコツを紹介したいと思います。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
コツ1:ハウスメーカーや工務店探し
注文住宅とは建築主が自ら施工会社を選んで使用する設備や建材、間取り、外観などを決めて、自分の好みやライフスタイルに合った住まいを建築するものです。 したがって購入時にすでにプランや仕様が決まっている建売住宅とは異なり、自分が選んだ施工会社によって仕上がりの満足度に大きな違いが生じることが珍しくないといえます。 すなわち施工会社を決める際にはコストや施工品質、施工実績、提案力、保証・アフターサービスなどのほかに、担当者とのコミュニケーションが非常に重要になります。 また注文住宅を建てたいと思っていて土地探しから行う必要がある場合には、住宅会社探しと共に土地探しも行わなければなりません。 ハウスメーカーや工務店の中には土地探しを手伝ってくれる会社もあるので、一度相談してみると良いでしょう。 中には土地探しを得意にしている会社もあり、自分で探すよりも良い土地を安く紹介してもらえることがあります。