ベルリン・アート・ウィークで見たアートとファッションの交錯 国内外の気鋭ブランドが集結
「ファッション・ポジションズ(FASHION POSITIONS)」は、独立系デザイナーの芸術的なアプローチによって認知度を高めることを目的としており、デザイナーを支援し、チャンスの場を与えることによって、ベルリンのファッションシーンがクリエイティブで革新的であることを世界に伝えたいと考えている。
公式発表によると、同フェア全体の来場者は3万人を記録した。ギャラリストやプレスといった業界関係者だけに向けたフェアではなく、一般のアートコレクターが作品を購入するための場でもある。日本のギャラリーやアーティストも多数出展していたが、価格設定も良心的なこともあり、売れ行きも好調だったようだ。「ファッション・ポジションズ(FASHION POSITIONS)」に出展された作品もアートのひとつとしてコレクターの目に止まり、ブランドやデザイナーの背景を知ることによって、より多くの人に広がっていくきっかけになることが理想の形ではないだろうか。