レアル・マドリー、連敗後にアンチェロッティ解任を検討していた?緊急会合で決めた後任候補は…
レアル・マドリーは、成績不振が続いた場合にカルロ・アンチェロッティ監督の解任を想定していたようだ。 【チャンピオンズリーグ:順位表】レアル・マドリーがまさかの大苦戦… 2021年夏に2度目のレアル・マドリー指揮官に就任して以降、2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇や2度のラ・リーガ制覇など、数々のタイトルをもたらしてきたアンチェロッティ監督。しかし今季はやや苦戦しており、第11節のバルセロナ戦では0-4の完敗、CLミラン戦では1-3で敗れるなど、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでの連敗によって厳しい批判にさらされていた。 そして5日のミラン戦後、レアル・マドリー上層部は緊急の話し合いを行っていたようだ。スペイン『Relevo』によると、その場で元指揮官であり2022年からはフットボールダイレクター(FD)を務めるサンティアゴ・ソラーリ氏に打診していた模様。仮に第13節のオサスナ戦(4-0)に敗れた場合、指揮を託すことになると伝えていたという。フロレンティーノ・ペレス会長もソラーリ氏に全幅の信頼を寄せており、複雑な任務を遂行するために理想的な人物だと考えているようだ。本人も尊敬するアンチェロッティ監督の解任を望んではいないものの、必要であれば指揮を執る考えだと伝えられている。 それでも『Relevo』は、オサスナ戦の快勝とインターナショナルウィークは「熱を帯びた雰囲気を冷ます素晴らしい時間だった」とし、未だ緊張は解けていないものの、状況は以前よりも落ち着いたと指摘。アンチェロッティ監督を即時に解任することは現時点でないと伝えられている。また指揮官自身も退任は考えておらず、選手たちの支持を受けて状況を改善できると確信しているようだ。 一方で『Relevo』は、今シーズンの結果がどうなろうとも、アンチェロッティ監督が来シーズンも指揮を執る可能性は低いとも分析している。今後の動向に注目だ。