対戦相手が計量失敗。ベイノア 負けがなくなるも「“誰が見ても勝ったといえる”勝ちに行きます」と完勝誓う【RIZIN.47】
「RIZIN.47」(6月9日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)の前日計量が6月8日、都内で開催された。 第3試合に出場する“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)は公式計量で70.95kgで規定体重の71.0kgをクリアしたものの、対戦相手のジョニー・ケース(アメリカ/MMA LAB)は72.0kgで1kgのオーバー。主催のRIZINと両陣営の協議の結果、試合は行うが、ケースにレッドカードが1枚出た状態で試合はスタート。ベイノアが勝った場合は勝利、ケースが勝った場合はノーコンテストとなる。 ケースは体調の回復に努めるということで公開計量にはベイノアのみが姿を見せ、量りに乗った。 ベイノアはマイクを握ると「今発表があった通りなんですが、僕のやることは変わらない。相手にリスペクトを持って戦って、倒しに行きます。毎試合、こんな“ケース”もあるかなと思って準備してきたので、やることは変わらないです。皆さんも変わらず楽しんでいただければと思います」と軽くジョークを交えながら決意を述べた。そして「Jonny! Let’s do the best fight,tomorrow. 押忍」とケースに呼びかけた。
計量後の取材にベイノアは「行けます。最初から行けると思っていましたけど、行けます」と戦闘態勢を維持。 ケースの体重超過については「マジか?と思いましたが、やれるんだったらいいなと思ったんで。やれないとなったら最悪ですけど」ととりあえず試合が行われることにほっとした表情。 ケースにレッドカードが提示されてからのスタートとあって、前戦同様、サークリングでポイントを取りに行く試合をすればほぼ勝利は確実なのだが「勝ちに行きますよ! ちゃんと誰が見ても勝ったと言えるような試合をします。“誰が見ても勝ったと言える”勝ちに行きます」とポイントアウトしての勝利は否定。ケースを叩き潰しに行く気概を見せた。 ベイノアは前戦となった「RIZIN.46」では井上雄策と対戦し、キックボクシング、MMAを通じて約2年5カ月ぶりとなる勝利を収めたのだが、試合はともに勝負所で踏み込み切れず、会場からブーイングが飛ぶ試合に。試合後の総括では榊原信行CEOが「このままだったら2度と使わない」などと厳しい言葉を投げ、今回の試合は「査定マッチ」としてマッチメイクされていた。
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