上川氏、総裁選への言及避ける「期待ありがたく受け止める」
上川陽子外相(衆院静岡1区)は21日の記者会見で、9月の自民党総裁選への出馬意欲を問われ「期待はありがたく受け止める」としたものの、具体的な言及は避けた。「外務大臣就任以来、一意専心で仕事に取り組んできた。今後も期待される仕事をする」と述べるにとどめた。 21日に事実上閉会した通常国会で外務省提出の11本の条約締結が承認され、法律2本が成立したことを紹介し「いずれも日本が目指す外交を推進するために重要」と成果を強調した。一方で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に端を発した政治改革が今国会の主要テーマとなったことに関しては、所感を示さなかった。 同党の支持率低下について「国民の政治に対する厳しい声は真摯(しんし)に受け止める」とした。
静岡新聞社