「侍ジャパン」の愛工大 中村に投げ勝った投手 名城大学 岩井天斗(22)【注目!プロ野球ドラフト会議2024】
2024年10月24日(木)に開催される「プロ野球ドラフト会議」。CBCテレビが注目する地元選手を紹介する。 【写真を見る】「侍ジャパン」の愛工大 中村に投げ勝った投手 名城大学 岩井天斗(22)【注目!プロ野球ドラフト会議2024】 ■リーグ戦で侍ジャパン投手に投げ勝った ことし9月、愛知大学野球1部のリーグ戦、名城大VS愛工大。名城大の先発は岩井投手。対する愛工大の先発は、ことし3月に侍ジャパンのトップチームに選出されたドラフト1位候補の中村投手。 試合は3対1、岩井投手に軍配があがった。この試合を岩井投手は「ここで勝ったら自信につながる。気合が入った」と振り返る。 ■東海地方出身の逸材 山内壮馬コーチとの出会いが転機 岩井投手は愛知県岡崎市出身。享栄高時代は、ドラゴンズから育成選手としてドラフトで指名された上田洸太朗投手が同学年にいて、岩井投手は無名の存在だった。 名城大に進学後、元ドラゴンズの山内壮馬コーチと出会い、転機が訪れる。名城大は、カープの絶対的守護神・栗林良吏投手をはじめ、数多くのプロ野球選手を輩出。山内コーチが指導にあたってきた。 そんな山内コーチから見ても岩井投手は「直球のスピン量が多く、落ちる変化球も上手に使える」と評価する。 ■山内コーチ「人間としても大きく成長」 岩井投手が大学で成長したのは技術だけではない。山内コーチは岩井投手について「もともと軽い人間だったのがことしに入って自覚が出てきた」と内面的な変化を感じていた。 一方の岩井投手も「目上の人への応対など、山内コーチがいなければ人間的にここまで成長できなかった」と話す。 ■「ドラゴンズに入りたい」 岡崎市出身の岩井投手は、小さい頃から球場に野球を見に行くとなればドラゴンズの試合だった。「地元で投げて勝てたら盛り上がると思う、ドラゴンズに入りたい」と運命の時を待つ。 【岩井天斗(いわい たかと)】 ・182センチ 86キロ ・右投げ 左打ち/投手 ・2002年5月26日生まれ ・最速152キロの直球と、落ちる変化球のコンビネーションが武器 ・弟の天史(てんすけ)は滋賀学園高校3年、プロ注目の大型遊撃手として兄弟で指名を待つ
CBCテレビ