地区優勝を決め、歓喜の輪をつくるアストロズナイン（AP)

　◇ア・リーグ　アストロズ4－3マリナーズ（2024年9月24日　ヒューストン） 　アストロズは24日（日本時間25日）、本拠でのマリナーズ戦に勝利し、4年連続13度目の地区優勝を果たした。 　ア・リーグ西地区優勝へのマジックナンバー「2」で迎えた試合は2位・マリナーズとの直接対決で、勝てば優勝が決まる一戦となった。 　初回にブレグマンの26号ソロで先制も先発・バルデスが3回までに3失点と逆転を許した。 　それでも4回にタッカーの23号ソロで2－3にすると、5回にヘイワードが逆転の10号2ラン。ドジャースを戦力外となりアストロズに移籍した35歳のベテランが勝負どころで試合をひっくり返す一発を放った。 　投手陣も踏ん張り、4回以降は無失点。1点差の9回も守護神・ヘイダーが三者凡退に封じてマリナーズに逃げ切り勝ちし、歓喜の瞬間を迎えた。 　アストロズは開幕奪取に失敗。6月中旬にはマリナーズに10ゲーム差を付けられ、4連覇は絶望的に見えたが、そこから復調。トレード期限にブルージェイズから先発左腕・菊池雄星を獲得するなど補強を進め、夏場に首位に立ち、見事に4連覇を果たした。菊池は移籍後、5勝0敗で登板した9試合すべてでチームが勝利を収める“不敗神話”を継続中。菊池は25日（同26日）のマリナーズ戦で先発が予定されている。 　2年ぶり3度目のワールドシリーズ制覇に向け、投打とも状態は右肩上がりだ。