《女性1000人規模が働く松島新地》売買春場所の提供で大阪府警が“聖域”を摘発し関係者激震「ホストの客に売春させる“マッチポンプ”で荒稼ぎを…」
府警がこのタイミングで摘発した「2つの理由」
大阪の「松島新地」や、有名な「飛田新地」にある料亭のたてつけは、あくまで飲食店で風俗店ですらない。個室のあるお店で、女性従業員と会話が弾み男女の仲になるというタテマエだが、40分で数万円を払うのに、提供される飲食物は、お茶と安いお菓子などだ。「松島新地」は、「飛田新地」よりも比較的に安価に遊べるため、人気があるといい、在籍する女性はのべ人数で1000人規模とも言われているという。 「警察ももちろん新地で行われていることは把握しています。売買春が禁じられている日本で『必要悪』として存在し続けた。それにあえて、メスを入れたのは2つの理由があると思います」と話すのは別の報道記者だ。 「奥田容疑者らの行為が、悪質だったということです。これまで、ホストクラブと新地の料亭のいずれも経営しているというケースは府警としてもあまり聞いたことがなかったようです。ホストの客を風俗店などに“沈める”というケースはよくあるかと思いますが、まさにその両方を自分の“ハコ”でやっていたことに目をつけた。裏を返せば、ホストの客さえ従業員としていなければ、今回の摘発はなかったとも言えます。 もうひとつの理由は大阪万博です。東京五輪に向けて警視庁による都内の風俗店などの“浄化作戦”がありましたが、万博に合わせて府警が府内の風紀を乱す店を積極的に取り締まりたいという狙いもあります」
五輪開催前に警視庁は、東京都内のピンサロを公然わいせつ容疑で相次いで摘発した。特に過激なサービスで売り上げを伸ばしていた店舗がターゲットとなったが、その際も、ピンサロの業態はすべての店で同じ罪が成立するため、業界に激震が走った。 ただ、2021年7月に、警視庁に摘発された都内のある和服をテーマにしたピンサロは、2024年現在、店名は変わっていたが同じようなテーマの店が営業していた。一時的に摘発されてもニーズがある店は限りなくならないということなのだろうか。 「あー、別の所は摘発されたけどね。私たちは大丈夫なんだって。たしかに私たちがやっていることは、お金をもらって性交渉をする売春だから犯罪ですよね。でもね、これでずっとここは、やり続けてきたわけだし、警察も分かってずっと放置しているわけですよね。そして仮に逮捕されるとしても、“恋愛”を斡旋してお客さんを呼び込んでいるママだけだって。私は大丈夫だからね、別に何も変わりませんよ」 ある「松島新地」で働く20代女性はこうあっけらかんと話した。
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