「シニア犬に適した散歩の仕方」とは? 散歩中に歩かなくなるのは犬からのサインかも
シニア犬のなかには、散歩中に立ち止まって歩かなくなる、家に帰りたがる、伏せて休憩するなどの様子がみられるコもいるようです。 【写真】散歩中にひと休みする柴犬 では、愛犬が老いていくなかで散歩中の行動に変化があった場合、普段の散歩はどのようにすればよいのでしょうか? 「シニア犬に適した散歩の仕方」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に話を聞きました。
シニア犬が散歩中に立ち止まる・歩かなくなる理由は?
シニア犬のなかには、散歩中に「立ち止まって動かなくなる」「伏せる」「歩いて来た道を戻りたがる」「家に帰りたがる」といった行動をみせるコもいるようです。 このようなシニア犬の行動は、 ・体調不良 ・関節や腰など、体に痛みがある ・加齢による筋力や体力の低下 などが理由となっている可能性も考えられます。
シニア犬が散歩中に歩かなくなったときの飼い主の対応
シニア犬が散歩中に歩かなくなったとき、その原因によっては治療や安静が必要な場合もあるため、まずは動物病院に相談するようにしましょう。 その理由が加齢に伴うものであれば、愛犬の体の変化を受け止め、その日の体調に合った散歩をしてあげるようにしましょう。 状況にもよりますが、シニア犬の日々の散歩は軽くでもよいので続けてあげてください。体調が悪い日や天候が良くない日には無理をさせないようにしましょう。
シニア犬の老いを感じたときに気をつけること
シニア期を迎えた愛犬に歩きの変化や体力の衰えを感じたら、そのコのペースに合わせて無理をさせないように気をつけてあげてください。 また、段差の上り下りや滑りやすい場所など犬の足腰に負担のかかりやすい場所を回避したり、サポートをしてあげるようにしましょう。
シニア犬が歩きたがらないときに飼い主が考えたいこと
愛犬が老いることで散歩を嫌がる、歩きたがらない、立ち止まるといった場面も出てくるかもしれません。しかし、加齢による犬の筋力や体力の衰えを避けることはできません。加えて、病気や関節の痛みなども出てきやすくなってきます。 シニア犬となった愛犬の変化に早めに気づき、できるだけ体に負担をかけることがないように対応をしてあげてください。これらのことを理解し愛犬としっかり向き合ってあげましょう。 愛犬とたくさん歩いてきた散歩道をより歩きやすいコースに変えるなど柔軟に対応してあげたいですね。シニア犬と過ごす考え方、参考になさってください。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室