2023年のU20W杯MVPが母国復帰? チェルシーの逸材MFめぐりクラブ間交渉中か
チェルシーに所属するU-21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイの獲得に、トリノが強い関心を示しているようだ。4日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じた。 トリノはカサデイの獲得を強く望んでおり、カサデイ自身も移籍に「OK」を出している模様だ。チェルシーが買い戻しの権利も含めて総額2000万ユーロ(約32億円)を希望しているのに対し、トリノは将来の転売時ボーナス込みで1200万ユーロ(約19億円)を提示しているという。両者にはまだ隔たりがあるものの、その中間地点での合意を目指しており、現地時間の7日か8日に新たな交渉の場が設けられる見込みだ。 2003年1月10日生まれのカサデイは、2018年にチェゼーナの下部組織からインテルの下部組織に移籍。アンダー世代で活躍したものの、当時インテルが財政難に苦しんでいたこともあり、2022年8月に移籍金1500万ユーロ(約24億円)+500万ユーロ(約8億円)のボーナスでチェルシーに完全移籍した。 2年前のFIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023では、7ゴール2アシストを記録して準優勝に貢献したカサデイ。大会最優秀選手と得点王の2冠を達成するなど、将来が嘱望されている。 しかし、チェルシーのトップチームでは満足な出場機会を得られておらず、2022-23シーズン後半はレディング、2023-24シーズンはレスターにレンタル移籍。今季からチェルシーに復帰したが、ここまではヨーロッパカンファレンスリーグの5試合とリーグカップでの1試合の出場にとどまっている。
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