【MLB】マナイアと再契約合意のメッツ 次は主砲ピート・アロンソと再契約か 他球団の多くは一塁補強を完了
今季の快進撃を支えた多くの主力選手がFAとなったメッツだが、先発左腕ショーン・マナイアと3年7500万ドルで再契約を結ぶことで合意したことが報じられている。マナイア、ルイス・セベリーノ、ホセ・キンタナと3人の先発投手がFAになったものの、マナイアの引き留めに成功し、フランキー・モンタス、クレイ・ホームズ、グリフィン・キャニングを獲得することで、先発ローテーションの整備が完了した。次は再び打線の強化に動くとみられており、FA市場に残ったままの主砲ピート・アロンソとの再契約が有力視される。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 米公式サイト「MLB.com」は今オフのメッツの補強について「補強リストの最上位にあったスーパースター、フアン・ソトの獲得に成功し、先発補強も完了した。おそらく、残りの大きな補強ポイントは一塁手だけだ」と記している。アストロズからFAとなったアレックス・ブレグマンを獲得してマーク・ビエントスを一塁に回すというプランも浮上しているようだが、一塁手市場の現状を考えると、メッツはアロンソとの再契約に動く可能性が高そうだ。 アロンソの移籍先として有力候補に挙げられていたヤンキース(ポール・ゴールドシュミット)、アストロズ(クリスチャン・ウォーカー)、ナショナルズ(ナサニエル・ロウ)はいずれも新たな一塁手を獲得し、一塁補強を完了。ウォーカーが抜けたダイヤモンドバックスはガーディアンズからジョシュ・ネイラーを手に入れ、ネイラーを手放したガーディアンズはカルロス・サンタナを呼び戻した。アロンソとしては、メッツ残留以外にほとんど選択肢がないような状況に追い込まれている。 アロンソは2023年に7年1億5800万ドルの契約延長オファーを拒否したことが報じられている。今季は年俸2050万ドルでプレーしており、6年1億3750万ドル以上の契約を得ることができなければ、結果的には契約延長オファーを拒否した判断が間違いだったということになってしまう。よって、アロンソ陣営は6年1億3750万ドルを超える大型契約を目指すとみられるが、メッツ以外にアロンソ獲得に乗り出しそうな球団が見当たらない現状を考えると、アロンソが希望通りの大型契約を手に入れるのは難しいかもしれない。