ロッテの場内アナウンスを33年間担当…谷保恵美がオリックス戦でやってしまった“言い間違い”とは?「球場もどよめいていました」
藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。12月16日(土)の放送は、ロッテの場内アナウンスを33年間も担当した谷保恵美(たにほ・えみ)さんをゲストに迎えて、お届けしました。
谷保さんは、1990年にロッテオリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)に経理担当として入社。1991年、2軍本拠地のロッテ浦和球場でアナウンス業務を任され、同年8月に当時の本拠地・川崎球場で1軍のアナウンスを担当。 1994年からは、1軍本拠地の千葉マリンスタジアム(現:ZOZOマリンスタジアム)などのホームゲームで場内アナウンスを担当し続け、33年目となった2023年、レギュラーシーズンだけで2,100試合を担当してきた場内アナウンス業務を引退しました。
◆場内アナウンスを引退した理由
藤木:33年間、本当にお疲れさまでした! 引退を決められた理由は何でしたか? 谷保:本当に長い間(場内アナウンスを)担当させていただいて、ずっと感謝していたんですけど、ここ数年は“いつ(後任に)引き継いでいくのがいいのかな”ということを考えていました。ちょうど去年、公式戦2,000試合を担当させていただいた区切りがあったので“ちょうどいい頃かな”と思い、今年となりました。 藤木:ずっと休まずに2,100試合も担当されたのですか? 谷保:そうですね、担当した試合は1度も休まずに。振り返ってみると、よく休まなかったなと思います(笑)。 藤木:その長い歴史のなかで“ちょっとやっちゃったな”みたいな出来事はありましたか? 谷保:言い間違いはたまにありましたね。大きいところですと、ちょうど清原(和博)選手がオリックス・バファローズにいらっしゃった頃に、(前の選手が)凡退されて下がって、次のバッターが、4番ファースト・北川(博敏)選手だったんです。なので(北川選手の名前を)呼ばなきゃいけないのに「4番ファースト・きよ……」って言ってしまって(笑)。 もう「4番ファースト・清原」のイメージが沁みついてしまっていたんですね。それがすごく大きい(言い間違い)でした。もちろん球場もどよめいていましたし、北川選手には「ごめんなさい」をしました(笑)。