ロッテの場内アナウンスを33年間担当…谷保恵美がオリックス戦でやってしまった“言い間違い”とは?「球場もどよめいていました」
藤木:谷保さんは(選手をコールする際に)“語尾を伸ばす”イメージがありますが、これはどういう経緯でそういう形になっていったのですか? 谷保:本当に……なぜでしょう(笑)? 意図したわけではなく、(本拠地が)屋外球場で風も強いということもあって、“はっきり元気にしゃべろう”ということを基本にしていたのですが、選手の皆さんの活躍ですとか、ファンの皆さんの声、登場曲などに自分も(気分が)乗ってしまって……気合いとともに、だんだん語尾も伸びていきました(笑)。 藤木:風も強い屋外の球場ということで、(音の)反響もあるでしょうし、“聴きやすさ”という点はかなり意識されましたか? 谷保:そうですね。最初の頃は、中継を録音したものを後で聴いて“あ、全然聴こえないな”“もうちょっとゆっくりしゃべろう”と、いろいろ試行錯誤していました。 藤木:「もともと野球に携わることをしたかった」と仰っていましたが、“アナウンスをやりたい”と思われたきっかけは何だったのですか? 谷保:もともと(野球を)観るのが好きで、よく高校野球やプロ野球を観ていたんです。そのなかでも、甲子園球場の大会(全国高等学校野球選手権大会)で「1番 センター・藤木くん」ってアナウンスするウグイス嬢さんに憧れまして、テレビを観ながらマネをしたりして(笑)。 藤木:じゃあ、小さい頃からアナウンスに対する憧れがあって、本当に夢が叶ったんですね! 谷保:“声を出すのが好き”というのもありました。本当にこんなに長い間、仕事として携わるとは思わなかったんですけど。 藤木:最後に、千葉ロッテマリーンズのファンの皆さん、そしてこれからの活動に注目してくれる方々へ、メッセージをお願いします! 谷保:本当に長い間、ファンの皆さまの声援と一緒にコールをさせていただいて、本当にうれしかったですし、感謝しております。皆さんの声のおかげで、気合いの入ったアナウンスができたと思っております。ありがとうござました! これからは(ファンの1人として)スタンドでマリーンズを応援していきたいと思いますので、ぜひ皆さん、一緒によろしくお願いします! (TOKYO FM「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」2023年12月16日(土)放送より)