【この出来でこの価格は……ズルい】AOKI「パジャマスーツ®」のプレミアムモデルがよすぎた!/編集長 奥家の『コレ買いです』
袖ボタンに胸ポケット……プレミアムなディテールも!
生地の他にも、プレミアムなディテールが施されていました。 通常のパジャマスーツ®では省略されている袖ボタンがしっかりついているのも、違いの一つです。名刺交換だったり会話中の身振り手振りだったりと、意外とジャケットの袖口って相手の視界に入るものなんですよね。袖ボタンのないジャケットというのは、今でこそ「そういうのもアリか」と認識が広まっていますけど、クラシックなスタイルを好む人にとっては違和感を覚えることになりかねません。袖ボタンがあることで、より格調の高い装いを見せられるようになるんです。 省略されているものも多かった胸ポケットも、ちゃんと設計。若干斜めになったスラントポケット仕様で、胸元を凛々しく表現してくれます。チーフを挿せば、パーティやレセプションなど華やいだ場にふさわしい着こなしに。 表地をより多く使った大見返しであるのも、プレミアムモデルならではの仕様です。こういう仕上がりを見ると、やっぱりスーツを知り尽くしたAOKIが手掛けているんだよなって再認識させてくれます。
【総評】この出来でこの価格は……ズルいです!
尾州のウールを使っていながら驚くほどの快適性を備え、クラス感のあるディテールも表現しているのに、上下合わせて税込2万円以下。ノウハウも体力もあるスーツメーカーのAOKIだからこそ実現できた商品であることに間違いありません。「ズルい!」と思っているメーカーはたくさんあるはずですよ。 僕もこのプレミアム、大いに気に入りました。タイドアップしたりチーフを挿したりと、今持っているパジャマスーツ®とは違った装いを楽しめそう。2024年もパジャマスーツ®の勢いが止まりません!
構成/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小林知典
MonoMaxWeb編集部