焼津中央GK川村がPK戦で2本ストップ! 浜松北倒す 静岡県高校総体サッカー
◆静岡県高校総体サッカー▽1回戦 焼津中央1―1PK4―2浜松北(11日、ゆめりあサッカー場) 全国切符を懸けた熱戦がスタートし、焼津中央がPK戦で浜松北に勝利した。 焼津中央は後半14分にFW原田将吾(3年)のゴールで先制。しかしアディショナルタイムの同43分に同点を許してしまった。 そのままPK戦となったが、ここでGK川村隼人(3年)がチームを救った。先攻・浜北の1人目のキックをいきなり止めた。「左に飛ぶ」と決めて逆を突かれてしまったが、足が残っていた。そして2人目のキックに対して右に飛び、完全にストップ。流れを呼び込んだ。 身長173センチと上背はないが、小学3年からGKで「昔からPK戦は得意でした」。指揮を執った平井誠也コーチは「瞬発力があるんです」と目を細め、先制点の原田も「2本も止めるなんてすごい!」と仲間を褒めた。 進学校で、この大会が終わると受験準備に入る3年生も多い。川村も今大会で引退する予定だという。12日の2回戦の相手は、プリンスリーグ東海に所属する浜松開誠館。「引いて守ってPK戦にしてもいい。どんな形でも勝ちたい」と原田。勢いに乗る守護神も「格上を倒したい」と気を引き締めていた。 (里見 祐司)
報知新聞社