英総選挙まで1週間、ウクライナ侵略で国防が重要争点に 政権奪取へ労働党が現実路線に
対ウクライナでは両党とも軍事・経済支援を継続するとしている。
移民政策では、保守党が不法移民のルワンダへの強制移送を総選挙後の7月に開始すると表明した。
労働党は、国境警備の司令部を設立する一方、密航業者の摘発を強化するとし、移民問題に積極関与する姿勢を打ち出した。移民のルワンダ移送の制度は廃止するとしている。
経済政策では保守党が30年までに年間約170億ポンド(約3兆4500億円)の大型減税や法人税の据え置きを発表。労働党は富裕層への課税強化の一方、経済界に配慮して法人税の課税上限を設定するとした。