統合コマースプラットフォーム「ecforce」、「ドクターケイ」への導入事例公開 導入後の売上が6倍超に伸長
統合コマースプラットフォーム「ecforce」を運営するSUPER STUDIOはこのほど、ビタミンC研究の第一人者が手がけるスキンケアブランド「ドクターケイ」における、「ecforce」の導入事例を公開した。「ecforce」や「ecforce ma/bi」の活用により、売り上げが6倍以上に伸長した。 【画像5点】「ドクターケイ」の導入事例の詳細 SUPER STUDIOの運営する「ecforce」は、販売チャネルの構築・強化から、データの取得・統合管理・分析・活用まで、コマースビジネスに特化した各プロダクトを提供する統合コマースプラットフォーム。 このほど、ドクターケイが展開するスキンケアブランド「ドクターケイ」のECサイトへの導入事例として、ドクターケイのブランドマネージャー 小野美鈴氏と、販売営業部 通信販売課シニアチーフ 森史香氏の事例インタビューへのを公開した。 「ドクターケイ」は、ビタミンC研究の第一人者であり、「青山ヒフ科クリニック」の院長を務める亀山氏が、美容皮膚の専門家としての経験と情熱を注ぎ込んで完成させたスキンケアブランド。2002年に誕生し、さまざまな肌トラブルに悩む人に向けて、ホームケアで改善できる製品を開発・提供している。 ビタミンC誘導体をベースにしながら、各種成分の相乗効果を発揮することでビタミンCの力を最大限に高める独自の処方「カクテルビタミン」が特徴で、クレンジングから洗顔、化粧水、美容液、クリームまで一連の製品がラインアップする。 現在は、自社ECサイトや「Amazon」「楽天市場」などの大手ECモール、コスメ/美容の総合サイトのほか、バラエティショップなどのオフライン店舗でも販売しており、中でも自社ECサイトでの売上が全体の約7割を占めている。 「ecforce」導入以前に利用していたカートシステムは、定期製品の購入者に対してクーポンが適用できない、マイページ画面の操作性が低いことが原因で定期製品の配送を停止している顧客が自身でマイページ画面から定期を再開できないなどの課題があったことから、カートシステムの移行を検討。2021年4月に「ecforce」での運用を開始した。 その当時、新製品の発売を控えていたことから、販売のタイミングに合わせてカートシステムを刷新し、販売施策を強化していきたいと考えていたとし、10社以上のカートシステムを比較検討し、会員ランク機能やクーポン機能などこれまでできなかった施策が実現できること、新しい機能が次々と搭載されることから、今後のアップデートに対する期待値も含め、「ecforce」の導入に至ったとしている。 以前のカートシステムでは希望する施策が実施できない、施策の開始まで数カ月かかるといったケースがほとんどだったが、「ecforce」の導入後は実現できる施策の幅が広がり、PDCAをまわす速度が格段に向上。その結果、2023年度の売上は2020年度と比較して6倍以上にまで伸長しており、「ドクターケイの製品が広く認知されていくタイミングで『ecforce』へシステムを切り替え、色々な施策にチャレンジできたことは、非常にポジティブな影響でした」と語る。 EC特化のMAツール「ecforce ma」も導入し、定期製品の購入者に向けてビタミンC必要性や正しい手入れの仕方、継続することで得られる肌変化を伝えるなど、CRM施策にも注力している。その他にも、新規の顧客や定期製品の初回のみで利用できるクーポンや、SNSなどの施策ごとのクーポンの配布により、新規購入率や継続率を向上させている。 「以前は他社のMAツールを利用していましたが、『ecforce』に蓄積されている顧客データの繋ぎ込みがなかなか上手くいかず苦戦していました。しかし、『ecforce ma』は『ecforce』とのシームレスなデータ連携が可能なためデータの繋ぎ込みが非常に簡単で、あらかじめアクションを設定するだけでシステムが自動で処理を実行してくれるので、作業効率も上がりました。導入にあたっては、『ecforce ma』の初期設定から施策の設計までサポート体制も充実しており、使いやすいUI/UXと深い専門的な知識がなくとも誰でも簡単に始めやすい環境が整っていると感じました」と話した。 「ecforce ma」と同時期に、データ活用における可視化・分析を行うダッシュボードツール「ecforce bi」も導入しており、「同一のシステムで連携がされているので、データ連携に必要となる専門的な知識が不要で、スムーズな連携ができます。世の中に展開されているBIツールの多くは使いこなすのが難しいですが、『ecforce bi』は『ecforce』と同じ感覚で直感的に操作でき、EC事業における主要なKPIがデフォルトでセットされているため、利用を開始した日からすぐに使うことができました」と語った。 今後は、ECサイト上に表示するチャットツール「ecforce chat」の導入を予定しているほか、新規獲得に向けてはLPの活用が必要不可欠になることから、LP上に設置するチャットツール「ecforce efo」についてもゆくゆくは導入を進めていきたいとしている。さらに顧客とのコミュニケーションも強化したいとし、「例えば『ecforce chat』を活用してお客様の肌診断を行ったり、お悩み相談を行ったりなど、お客様からたくさんのご意見をいただきながら深い関係性を築いていきたいです」と話した。 これまで、望んでもシステムの都合で思う通りに進まなかった施策が、「ecforce」の導入で徐々に実現できたことに加え、「ecforce ma」や「ecforce bi」も成長とともに順次導入したことから、ブランド成長の過程を「ecforce」とともに歩んでいると感じられるとし、「『ecforce』は日々進化し続けるシステムです。今の環境に満足せず、その先を一緒に考えていける良きパートナーだと思っています。ワンプロダクトとして提供されているからこそデータ連携などもスムーズで、やりたいことがすぐに実現できるので、選んで間違いのないシステムだと思います」との思いを語った。
日本ネット経済新聞