俳優・窪塚洋介が考えるゴルフ観「悔しさが楽しさになるスポーツ」/マーク金井対談 #2
■現在の課題は「起き上がり」
―「起き上がり」が課題ということで? そうですね。見ていただいているコーチには体の起き上がりを指摘されることが多いです。できる限り左右の体重移動は抑えて上体を回旋させ、インパクト時の起き上がりを防ぐというものです。 ―結構、ラウンド中もそこを重点的に話していましたね? はい。胸を縦に回す意識を持ち、クルッと素早く動かすイメージを抱いてから、調子が上向きになりました。まだまだ起き上がるタイミングは早いと言われていますが、なんとなく方向性は見いだせている気がしています。
―あれ、実は起き上がっているのではなく、起き上がらされているんですよ。 えっ、どういうことですか? クラブに? ―そうです。両腕を抱えて回転すれば誰も起き上がることはないのですが、クラブを握っているからこそ起き上がってしまいます。テークバックは、クラブがゆっくり動くのでコントロールできますが、ダウンスイング以降はクラブの速度が140~150km/hも出るため、体が自然に引っ張られてしまうのです。 それが原因…? ―はい。 ありがとうございます。勉強になりました。
(第3回「窪塚洋介こだわりの14本」につづく) 取材協力/カレドニアン・ゴルフクラブ(千葉県)
窪塚洋介(くぼづか・ようすけ) 1979年5月7日生まれ、神奈川県横須賀市出身。1995年俳優デビュー。映画を中心に国内外問わず多数の話題作に出演。舞台、音楽、モデル、執筆と多彩な才能を発揮。自身のYouTube番組や日本酒「福霧」、ゴルフアパレルブランド「8G SHOOT」などプロデュースを手がけるなど、活動の幅をさらに広げている。