俳優・窪塚洋介が考えるゴルフ観「悔しさが楽しさになるスポーツ」/マーク金井対談 #2
■「8G SHOOT」のネーミングに込めた想い
―ご自身のゴルフアパレルブランドをプロデュースしたということで? はい。こんな素人がブランドなんて始めていいのかと思いつつ、大阪のゴルフ仲間と一緒に立ち上げました。 ―ブランド名は? 「8G SHOOT」です。「8」に「G」と書いて「エージー」と読ませて「8G SHOOT(エージシュート)」というネーミングです。 ―ゴルフのエージシュートのこと? そうですね。エージシュートが目標というか、いつか将来的に達成できるようなプレーヤーになりたいという想いを込めて命名しました。 ―何でそこにこだわったのですか? 現在の第5世代通信「5G」を意識し、いつか「5G」→「6G」→「7G」→「8G」…となるかは分からないですが、未来を予感させるブランドにしたかったからです。
―未来を予感させるブランド? そのときまで元気で、仲間と楽しくゴルフをエンジョイしたいという気持ちを持っています。現在の延長上、今と未来がつながっていなければエージシュートも達成できない。そうなると、自ずと“今の自分”を見つめ直すことができる。それがいいスパイラル(連鎖的な変動)を起こすきっかけになってくれる予感がして命名しました。 ―そんな想いが込められていたんですね? 現在、ゴルファーの中で、若々しい先輩方、“大人”たちが以前よりたくさんいらっしゃるので、その人たちの背中を追いかけたいと考えています。 ―多いですよね。 先輩たちを見ていると、好きなことをやって楽しく生きている。そういう風に生きなければ、目標とするエージシュートも達成できない気がして…。そんな先輩たちを“道しるべ”にして、今後もゴルフ人生を送りたいと思っています。
■ゴルフを始めて何が変わった!?
―ゴルフを始めて変わったことは何ですか? いやぁ、マルッと大きく変わりました。人生すべてが変わりました。 ―人生すべてが…? まさか40歳を過ぎてスポーツにハマると思っていなかったので、自分でも驚くほどの変化を体験している状態です。高校生の頃にサーフィンに出合い、20歳で仕事が忙しくなり、海へ行く機会が減ってしまったので、それ以来。21~22年ぶりにハマったスポーツということで、想像していた人生から大きく変わったと思います。 ―ゴルフを始める前と、始めた後でイメージは変わりました? だいぶ変わりました。子どもの頃に駅のホームで傘を持ってスイング練習しているサラリーマンを見て笑っていたのですが、今はそういう人がいたら逆に人払いしてあげたいくらいです(笑)。 ―ハハハ、そこまで…。相当変わりましたね? 下手したら一緒に練習するかもしれません(笑)。